音雑ラウンジトーク【吉田瞳✕石田康二の雑談】#67~#72

#67 吉田瞳✕石田康二の雑談「録音技術のない時代の音の研究」
サウンドスケープ協会での出会い/何が音の痕跡となりうるか/図像に見える中世のラッパ/文学を敬遠しがちな日本の歴史学/歴史なのか文学なのか/シュタットファイファーがテーマ化した経緯
▼イヴァン・ジャブロンカ(著)、真野倫平(訳)『歴史は現代文学である』 https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0908-9.html
#68 吉田瞳✕石田康二の雑談「シュタットファイファーのラッパの演奏」
中世の街並みで想起されるもの/シュタットファイファーの演奏の場/前近代の芸術の場はストリートだったのか/都市法による音の規制/信号音か音楽か/モノとしてのラッパとトランペット特権
 
69 吉田瞳✕石田康二の雑談「楽器の音色が持つ象徴性」
塔守のラッパの時報と警報/ラッパの系譜が辿れない/騒がしい楽器と静かな楽器/ラッパの音量の変遷はわかるのか/舞台の大きさと楽器の出力
 
 
♯70 吉田瞳✕石田康二の雑談「音階のない時代の楽器」
中世のラッパの音は正確だったのか/音階のない能楽の「打ちあわせ」/神の調和を表す西洋音楽/ほら貝とトランペットの近似/森が怖ければ鐘を鳴らせ
 
#71 吉田瞳✕石田康二の雑談「持ち運べる音楽、持ち運べない音楽」
運べない音としてのガムラン音楽/サウンドスケープはISOで測れるか/地震の前に王蟲の音がする/ヒトの可聴域外でのコミュニケーション/エンジニアは知識に引っ張られる
 

 2024-05-17 公開予定

#72 吉田瞳✕石田康二の雑談「脱文脈化された音への違和感」
オーケストラは場所にアジャストする/博物館に虫ピンで留めおかれる音/人から機械、機械から電気へ、音のノスタルジア/鳥越先生はきっと西荻の強風を聴いていた/Historical Soundscapesのフィールドワーカー/音の異分野を繋ぐ音雑