Motor Fan illustrated コラボ Audio Test 結果発表!

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 Motor Fan illustrated vol.200とのコラボイベントとして公開したAudio Testは、おかげさまで皆様から多くのご回答をいただ
きました。ご参加、誠にありがとうございました!!
 集まった回答の中で、「どんな音の印象が多かったか」「それらと関係の強い周波数成分は何か」などの集計・分析の結果を
共有させていただきます。また、本イベントの舞台裏や音の収録の様子もお伝えしますので、どうぞお楽しみに!
 
 
▼結果をすぐに見たい方はこちらをクリック!
                      回答者数
 
 
Motor Fan illustrated vol.200 に Sound Oneの紹介記事を掲載中!
Motor Fan illustrated vol.200 に Sound Oneの紹介記事を掲載中!

●この企画の始まりは、、、


 聴いた音の印象を手軽に集め、その印象と関係の強い音の特徴を分析するWebアプリケーション「Sound One」。
人とくるまのテクノロジー展2023での展示が決定した中、さらに別のかたちで皆様にSound Oneを知ってもらいたい、と
いう思いがありました。そこで、誰でも参加できる、自動車をテーマにしたAudio Testを公開し、音を聴いて印象を答えていた
だく参加型イベントを立ち上げることにしました。自動車に興味がある方々にはどんなAudio Testが面白がっていただけるのか。
そして、そのAudio Testの発信に賛同いただけるメディアを検討したところ、「長年にわたり、幅広く自動車技術を発信し続け
ている雑誌「Motor Fan illustrated」にぜひ、お願いしたい!何より、雑誌そのものがカッコいい!」その思いから、当雑誌の
出版社である株式会社 三栄 様にご連絡しました。
 
 早速、三栄の方々にお会いでき、Sound OneやAudio Testの紹介をしました。Sound Oneのコンセプト、今回のイベントにつ
いても面白がっていただき、どんな音なら読者は興味を持って聴いてもらえるか、などをお話しました。
「Motor Fan illustratedの読者は、ちょっとマニアックなものが好き」
「自動車のルーフに雨が当たる音は、よくあるシーンだから面白がってもらえそう」
Sound Oneメンバーでは、思いもつかないアイディアもちらほら。
 
ボデーなどのプラットフォームがなるべく共通な、電気自動車(EV)とガソリン車の比較が面白い
ディスカッションが進む中でその結論に至り、下記6車種の音でAudio Testを実施することに。
自社デスクに置かれたMotor Fan illustratedのバックナンバー”官能を数値化”。これはもうSound Oneとコラボしていただきたい!
自社デスクに置かれたMotor Fan illustratedのバックナンバー”官能を数値化”。これはもうSound Oneとコラボしていただきたい!
 
NISSAN
MAZDA
BMW
【EV】
SAKURA
MX-30 EV MODEL
i4
 
【ガソリン車】
DAYZ
MX-30
M440i xDrive クーペ
 
聴いていただく音は、「自動車の個性が出やすい」という理由から3つの音を選びました。
  • 加速音
  • ウィンカー音
  • ドア閉め音
三栄にSound Oneをプレゼンテーション。自動車のどんな音が読者の興味に刺さるか、もディスカッション
三栄にSound Oneをプレゼンテーション。自動車のどんな音が読者の興味に刺さるか、もディスカッション

●いざ、音の収録!


 6車種を、小野測器 横浜テクニカルセンターに集め、収録前の準備を行います。
マイクの設置は以下の4箇所。
  • 運転席ヘッドレストに計測用マイク(MI-1271)
  • 運転手の耳に装着したイヤホン型バイノーラルマイク
  • 手持ちでスマートフォンマイク(Sound One 「Recorder機能」)
  • 車外にて高機能騒音計(LA-7500)
マイクと収録機器をセッティングし、いざ、収録へ!
三栄の方々も収録に立ち会い、どうやって音を収録するのか、何を使って収録するか、
など興味津々の様子でした。
 
BMW M440i xDriveクーペ 駐車場にいるだけですごい存在感
BMW M440i xDriveクーペ 駐車場にいるだけですごい存在感
 
計測用マイクをヘッドレストに取り付け
計測用マイクをヘッドレストに取り付け
 まずは加速音から。走り出しから時速30km/hに到達するまでの音を収録しました。上記のマ
イク配置での収録に加え、イヤホン型バイノーラルマイクを使って、収録している人の目の前
を、右から左へ自動車が走り抜ける音も収録しました。RchからLchに音像の定位が移り変わる、
面白い音が収録できましたが、当日、風が非常に強く、マイクにウィンドスクリーンをかぶせ
ても風雑音がひどい。。。こうして、泣く泣くお蔵入りになった音源もありました。
 ウィンカー音、ドア閉め音も収録が終わり、聴感でよりリアルな音だった、下記のマイク収
録音をAudio Testで使うことに。
  • 加速音     ー運転席ヘッドレスト位置のマイク収録音
  • ウィンカー音  ー運転席ヘッドレスト位置のマイク収録音
  • ドア閉め音   ー車外から騒音計による収録音
 
BMW i4の疾走感。当日は風が強く、GoProの収録音はnoisyに。。。
 

●音の印象を表す言葉、評価語をどうする?


 Audio Testを作成する上で重要な要素の一つ、評価語。どんな言葉にするか、悩ましかったですが、先日の打ち合わせでの会話がヒントになりました。
「車好きな人の傾向の中では、高級感(ラグジュアリー)を求める人もいれば、スポーティーやアクティブな感じを好む人もいる」
「価格差があるからか、ガソリン車よりもEVのほうが何となく高級なイメージを持たれているように感じる」
そこで加速音の評価語は、「ラグジュアリーな」ー「スポーティーな」に決定。加えて、それが好きかどうかが製品を選ぶ/購入する上で重要な印象ですので、
2つ目の評価語は「好み」ー「好みでない」としました。
他のテストの評価語は、
ウィンカー音は、「しっかりした」ー「かろやかな」
ドア閉め音は、 「重厚な」   ー「軽快な」
に決定。こうして、Audio Testの作成が完了しました。
 

●音の印象の集計・分析結果


作成したAudio TestのURLは「Motor Fan illustrated vol.200」の紹介記事や、「Motor Fan Tech」のWeb記事(https://motor-fan.jp/tech/article/33581/)に掲載していただき
ました。その日から、皆さんに音を聴いていただけるか、印象を回答いただけるか、ドキドキの毎日でした。集計結果の画面に張り付いて様子を見ていましたが、日に日
に、回答の票数が増えていくのを目の当たりにし、とても嬉しくなりました。音の作り手とエンドユーザーが、こんなかたちでコミュニケーションできたら、モノ作りの
流れやかたちが変わるかも、、、と感じたりもしました。
最終的に、150名を超える回答数が集まりました。みなさま、ご協力、誠にありがとうございました!
 
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